大半が女性。Web制作会社の男性役員がつづるBlog

女性が多い職場で肩身の狭い思いをしながら奮闘する男性役員のはけ口

女性の部下が泣いた時の対処法

19人中15人が女性というWebサイト制作会社で役員をしています。

 

女性の部下を初めて持った時、思い知ったのが「女性は会社で泣く」ということ。

男である自分自身、会社で泣いたことがないし、泣くという選択肢すらなかった。

 

でも、結構簡単に泣く。

そして「泣いた時どうすればいいのか?」なんてことを経営者仲間から聞かれたりすることも多い。

 

対処法というと味気ないが、女性部下が泣いた時の私なりの行動と考え方を記載する。

 

1、どうして泣くのか?

いや、男だから本当のところはわからない。

でも、見てて思うのは、女性は悲しくて泣いているわけでもなく、恐怖で泣いてるわけでもないということ。

もちろんその部下との関係性にもよると思うが、最も多い理由は

「うまく伝えられない」なのではないかと思う。

一番近い感情では「悔しい」だろうか。

 

沸き上がる自分の感情をうまく上司である私に伝えることができない。

それが容量をオーバーすると、涙という形で表現されるのではないか。たぶん。

 

2、泣いた時どうすればいいのか?

何もしないのが一番いい。

極端だが、泣き始めたら私は話さないようにしている。

怒っても優しい言葉をかけることもしない。

 

当初は「泣いた!?どうしよ!?」とあたふたして、優しい言葉を投げれるだけ投げつけていたが、必要ない。

優しい言葉をかければかけるだけ、部下の「泣いてしまった」というプライド?傷?をえぐることになる。

そしてもっと泣く。もう時間としては途方もないくらい。

 

泣いてしまった時に重要なのは、落ち着く時間を与えることだと思う。 

優しさでいうと、ティッシュの箱を目の前に差し出すくらいで十分。

 

3、泣いた部下へのフォロー

今回の記事の中も最も重要ポイント。

私は泣いた時は別に何もしないのだが、泣いた後のフォローは重要ではないかと思っている。

 

泣くという行為は「自己主張」や「承認欲求」に近い。

とにかく自分の考えや思いを上司に向かってぶつけている行為の最中、涙が出てしまっている。

 

ここで重要なのが、女性部下は思いをぶつけている最中だったということ。

 

十中八九、彼女たちはまだ思いを伝えきれていない。

 

しかし、女性部下が泣いてしまったら話し合いを切り上げてしまう男性上司は多いのではないだろうか?

 

泣き終わり即話せる子もいれば、日を改める必要がある子もいるが、とにかく彼女らに思いを伝えるリベンジの機会を提供しなければならない。

 

そうすることで、お互いに何かを残した「変な関係」を続けなくて済むのだと思っている。

 

4、泣く行為は悪いことではない

私の結論として、女性部下が泣くという行為は肯定的に考えている。

人によっては「社会人としてどうなんだ?」という意見も聞く。

しかし、それは社会が男性中心だった頃の遺物であって、女性は男性に比べ感情表現が豊かなんだと処理すれば納得できる。

 

まぁ泣かないことに越したことはないが、泣くということは、上司である自分に諦めず、見限らず、付き合ってくれていると考えてみてはどうだろうか?

 

そして泣いたあとにリベンジの機会を与え、話をしっかり聞くことで、関係性が悪くなったことは本当に一度もない。

 

男性からすると理解しがたい女性部下の「泣く」という行為だが、関係性を円滑に向上させるチャンスだと捉えると長い目でみると悪くないものであるのではないだろうか。
※すっげー時間かかるし面倒くさいけど。