大半が女性。Web制作会社の男性役員がつづるBlog

女性が多い職場で肩身の狭い思いをしながら奮闘する男性役員のはけ口

【男性マネージャのための】女性部下にイライラしない4つのマインド

19人中15人が女性というWebサイト制作会社で役員をしています。
大して更新頻度の高くないこのBlogですが、そこそこのアクセスがあることから、
女性の部下を持って悩んでいるマネージャって結構多いのかな?と感じています。
 
アクセス解析ツールで確認すると、意外にも女性が45%ほど来訪されていました。
あくまでも「Google analytics」というツールの推測データですが、
同性でも苦労するのかな?と思ったり、部下の立場からご覧いただいている方もいるのかな?と思ったり・・・
 
女性のマネージャさんには大変申し訳ないですが、このBlogは使えないと思います…
男性でもどうか定かではないですが。
 
さて今回は

【男性マネージャのための】女性部下にイライラしない4つのマインド

です。
女性が多いと解析で判明してもスタンスを変えないところが自分っぽい
 
言われてすぐできるようなことでは無いと思いますが、私が実践している方法論です。
何かの参考になれば。
 

1、違う生き物だとさっさと認識する。

男性と女性は全く違う生き物です。
女性部下の行動や考えについて理解できない時に「なんでだろう?」と考え悩んでみましたが、これ結局わかりません。
なので、さっさと諦めて「違うんだ」と認識する必要があります。
 
私は脳科学者でも何でもないので、間違ったことを言うかもしれませんが、
脳の作りが違うと思っています。
 
例えば女性ってビックリするような聞き間違いしませんか?
これは部下に関わらず、恋人や奥さんでもありうることだと思うんですが、
全くそんなこと言う文脈じゃないのに、「え?○○ってどういうことですか?」っていう聞き間違え。
勘違いではなく単純な聞き間違えです。
 
男性ってこういった聞き間違えは全く理解できないと思うんです。
普通に考えたらこの文脈でそんなこと言うわけないやん。。と思ってしまいます。
 
男性って「ん?」って思っても、文脈から推測して、「あぁ。○○ね」となると思うんです。
※これ伝わってるかな・・・?
 
このわかりにくい例にみられるように、男性と女性は脳の作りが違います。
なので、理解できてないポイントやミスした原因は自分基準で考えてはいけません。
あくまで推測するのではなくヒアリングするべきです。
「え?こんなところでつまづいてたの!?」ってなることのオンパレードなので、
しっかり聞いてからコトを進めた方が今まで上手くいったような気がします。
 
 

2、自分とは違うんだから比べない。

これは男性女性に関わらず、絶対にしてはいけないのは「自分と比べない」です。
私は男性部下の場合の方がこの部分で苦労するのですが、比べるタイミングを吟味するとイライラすることが減ります。
 
皆さんも当然「今の自分」と「今の部下」は比べないと思います。
これ、比べている人がいるようであれば、だいぶ重症。
 
マネージャもしくは上司である方は
まわりと比べてできたから今のポジションにいるはずなので、部下よりできて当たり前です。
なので、「今」を切り取って比べるのはナンセンスです。
 
今回フォーカスを当てたいのは
「自分が24才だった時は・・・」みたいな比べ方です。
 
入社2年目の24才の部下と入社2年目当時の自分を比べるアレです。
 
2年目だったらこのくらいはできていて欲しいという基準として、自分はどうだったかと比べるのは必要です。
成長スピードを計るにはそれくらいしか方法はないと思います。
しかしそれは部下を持った時に考えることであって、都度都度考えることではありません。
 
どういうことかと言うと、大体この比べ方をしてイライラしているのは
教育スケジュールを立てていない人に多くみられるように感じます。
 
教育のスケジュールを立てずに教育する人は都度都度評価をします。
・商談を上手くまとめて来た時
・商談をぶち壊した時
・メールの文面でおかしな日本語を使ってた時
・クレームに対する対応
等々・・・
 
要するになんとなくその場その場で評価してるんですね。
これだと全部できないとその部下は評価されにくいんです。
しかし、スケジュールを立てていた場合は
「まだクレーム処理まではできないからサポートしないと」
と上司から歩み寄れますし、
「ここはまだできないから、今回はここにポイントを絞って教育する」
というように色々一気に詰め込むのではなく、段取りが組みやすくなります。
 
私はスケジュールを立てていないマネージャを見ると職務怠慢として評価します。
どの時点でどこまでできていれば部下は高評価を受け、
どこを下回れば低評価なのか明確でない上司なんて、
どんなにいい奴でも部下からしたら迷惑です。
 
教育スケジュールを作成する際、
会社に教育ステップがあるのであればそれに準じる形でスケジュールするかと思います。
うちの会社はようやく教育ステップがまとまってきましたが、中小企業なんてほとんど明確な基準なんてないと思います。
その場合は教育スケジュールを立てるときに
「自分が2年目だった時は・・・」と考えていくわけです。
あくまでもスケジュールと立てるときに。
 
その教育スケジュールを軸に上方修正、下方修正をすることをすれば、
都度イライラすることは少なくなります。
 
私が冒頭に男性部下の場合の方が難しいと述べたのは、どうしても同性の場合の方が自分と比べてしまいがちだと思います。
 
私の下で男性が育たないのはこのせいかもしれません・・・
 
 

3、自分がしてもらったことだと認識する。

これは女性男性関係ないのですが、
比べなかったとしても部下の理解力にイライラすることはあるかと思います。
上司も人間なので仕方ない。
 
私が教育した部下はもうマネージャになってたりするんですが、
そのマネージャAから部下の愚痴を聞くことがあります。
 
「こんなこともわからないんですよ」
「ちょっと考えればこんな行動しないと思うんです」
「逆ギレされたんですけど!」
 
この時気づいたんですが、これ全て自分もそのマネージャAを教育している時に感じたこと、されたことなんです。
ビックリする。
自分を豪快に棚に上げている。
 
この現象を目の当たりにしたときに、自分も新人の頃は生意気だったと思いますし、マネージャや先輩はムカついただろうし、でも優しかったなぁ。。諦めずに怒ってくれたなぁ。。と感じました。
要するに自分も豪快に棚上げしてたんだなぁと。
 
間違いなく自分もしてきてもらったことです。
教育は自分が上司や先輩からしてもらったことを、ようやく今社会に返しているだけです。
そう考えれば
「教育に時間が取られて仕事が進まない」
「自分でやった方が早いから仕事を振りたくない」
なんて考えは起こらないと思います。
 
 

4、教育はニヤニヤやる。

小見出しだけだと意味わからないと思いますが、
教育は真正面から受け止めてしまうと疲れてしまいます。
当人も疲れますし、教育される側も疲れます。
 
特に最近は熱血に教育されることを嫌がる人が多い気がしますし、怒られることを恐れて質問に質問で返してくる子も増えているような気がします。
 
なので、そんなことでイライラしないためにはこっちが斜めから見てニヤニヤしてればいいだと思います。
 
「あぁ。。ここでつまづいてるのかぁ。。Aさんの時もそうだったなぁ。。」
とか
「めっちゃ全力で検討違いなこと言ってるなぁ。どのヒントで気づくかなぁ。。」
とか
「こいつ、口だけやけど、いつ行動するんかな。。」
とか・・
 
同じステージで真正面から受けるのではなく、全然違うステージで考える癖をつけることが重要だと思います。
特にこれは歳が近ければ近いほど重要です。
 
どうしても歳が近いと部下が反抗したりしてくると「負けない!」が先に来てしまいます。
「論破してやる!」になってしまうんです。
 
教育はあくまでも「上手く誘導してやること」だと思います。
「上手く誘導してやる」ためにはあくまでも冷静でなくてはいけません。
でも人間ですから、常にそれも難しい・・・
 
ということで、私は心の中でニヤニヤ見ることにしてます。
「めっちゃ怒ってるやん ニヤニヤ」
「めっちゃ泣いてるやん ニヤニヤ」
「え?全く言うてる意味がわからない ニヤニヤ」
「今、バレてないと思ってるんやろうな ニヤニヤ」
「その言い訳では俺をダマすには準備不足やわ ニヤニヤ」
 
時にはその場はダマされてあげます。
忘れたころに「もう少し上手くやれ」と言います。
これちゃんと言ってないとナメてきますからね。
 
私の基準は「逃げ道を残してあげる」です。
元々私は理論派なので、部下のミスに対してド正論で論破することは結構簡単です。
 
ただ、正論で論破することは相手は太刀打ちできないので、時としては暴力です。
部下が反省し、原因もわかっているようであれば、苦し紛れの言い訳に納得したフリをしてあげるケースが増えました。
 
たぶん正論で論破しても、「怒られた」「恐かった」「早く終われ!」が残るだけで
「反省しないと」「頑張らないと」にはならない気がするんです。
 
 

まとめ

教育って正解もないですし、私も常々悩みます。
特に男女は理解し合えないことのオンパレードなので、
私は理解しようなんて厚かましい考えは捨てました。
 
とにかく聞く。とにかく冷静に。
でもそんな仏みたいな人はいないので、心の中ではニヤニヤ・・・
そんな感じで騙し騙しやらないとお互いに疲れてしまいます。
 
最も良くないのは上司が部下を嫌いになってしまうことなんだと思うんです。
・できないことが続く。
・反抗してくる。
・言うこと聞いてない。
・部下のせいで上司から怒られる。
等々・・・
部下のことを嫌いになってしまうケースは何度も見てきています。
 
部下を好きであることは必須ではありませんが、何かトラブルが発生した際に
上司は部下を全力に守らなくてはいけません。
嫌いだとそれができないんです。
 
嫌いにならないためにも肩の力を抜いて、
1つ上のステージから覗いてるくらいの感覚が最も理想的かと思います。