大半が女性。Web制作会社の男性役員がつづるBlog

女性が多い職場で肩身の狭い思いをしながら奮闘する男性役員のはけ口

Web業界の永遠に続くSEO対策テクニック路線

全くまとまっていないお話

 

SEO対策には被リンク対策が有効だぜ!っていう人は少なくなりました。

もちろんまだ重要度が高いことは間違いないですが、コンテンツ重視の流れは周知の事実。

 

ただ、少し考えたいのはそもそものSEO対策について。

この前下記のような記事が上がっていた。

 

jp.techcrunch.com

 

いまやWeb業界はGoogle様に左右されているといっても過言ではないと思うのですが、仮にGoogleが消えるなんてことがあるとすれば、理由は上記なのではないだろうか。

 

もう大人たちが自分の利益ばかり考えてやり続けているSEO対策のおかげで、ITネイティブの若年層にはバレてるわけです。

 

わかってはいたけど、こうもはっきりいわれると再認識してしまう。

 

すでにインスタグラムも商売道具として使われているので、結局はGoogleと同じ着地になるでしょう。

そうなるとまた別のサービスがでて・・・

というWeb業界のあるあるというか本当に息の長いサービスが少ないのはユーザーのニーズの本質と利益がミスマッチしているからではないかと。

本当にいい商品やサービスが上位表示される!なんてことはできないんだと思うんです。

だって「良い」という基準がここまで多様化すると定義ができないから。

仮に「売れてる商品」が「良い商品」と定義したとしても、「売れている商品」の中にも良くないものもあって、その売れている商品よりも質が良くて安いけど、まだ売れてないものは「良い」という基準を満たしていなくて・・・みたいな。

 

やっぱり基準が多様化することによって、「良い」の基準なんて定義できない。

ってことはGoogleは近い将来広告の媒体として使われるようになるんでしょうか。

生活の一部であるインターネットはGoogleとかyahoo!その他SNS等々ではなく、ウェアラブルデバイス等々で何を使っているか不明瞭になってくるのでは?

 

とか考えていると

被リンクSEO対策だぜ!

コンテンツマーケティングが今の主流!

コンテンツなんて難しいからサテライトでランキングサイト作っちゃおう!

みたいな利益優先のWeb業界の人が本当に便利で素敵なインターネットを汚しているような気がしています。

 

もともと、私のような30代前半の業界人はインターネットがすごい好きでこの業界に入ったのではないかと思うんですよね。

 

そんなことを考えると残念だなぁと思うわけです。

 

そんな残念だなぁと思いながら、今日も会社のBlogでコンテンツマーケティングしようと思います。

Webサイト制作で請けるべき仕事と請けるべきでない仕事

小さなWeb制作会社の役員が適当につづるBLOGです。
日ごろの不満の捌け口だったりするので、適当に流してください。

最初は表題の
「Webサイト制作で請けるべき仕事と請けるべきでない仕事」
について。

どの業界でも言われることのようですが、
「貧乏人はクレームが多い」
というロジックはWeb業界でも大きく当てはまるのではないでしょうか?

特にデザインやシステムといったクライアントからすると
「好みに左右されるもの」「『普通』の基準があいまいなもの」は言い始めたら終わらないケースもあります。

特にデザインはドツボにはまると抜け出せない。

「普通だから嫌だ」
「何か違う」
インパクトがない」

最近のWebデザインは特にシンプルになっているので、
その辺の意見をいただくことが増えたように思います。
シンプルだと寂しいんだと思います。
乏しすぎません?そのセンス。

まぁ何にせよクライアントからの意見は「好み」に左右されますが、
適正価格でのクライアントはそういったニュアンス(好み)の意見は少なく、
「この部分を目立たせたい」「この表現でユーザーに伝わるかな?」といった
根っこの部分の話しに終始します。
「デザインは?」と聞くと「デザインはプロに任せてた方がいいでしょ?」がほとんど。
激しく同意します。
大体クライアントからの意見が増えると、デザインは劣化していく印象があります。

キャリア10年の私がどうして今、
「貧乏人はクレームが多い」ということを痛感しているかというと
私は元々安い仕事をする企業にいませんでした。

今の会社に勤めてからも、役員になってからも
「弊社はその予算では制作できません」と言い続けてきましたが、
「一見すると横柄な営業スタイルは正解なのか?」と思い、昨年度に単価を抑えた
Webサイト制作サービスを展開してみました。

質を優先してきましたが、量を増やすということにも着手してもいいんじゃないか?と。

そうすることで新人教育にも制作スタッフのスピードアップにも効果を上げるのではないか?と。


結果、びっくり。
めっちゃ面倒なクライアントが増えました。
しいては集金に手を取られる始末。
お前ら最低でも金は払え。

 

マーケティングや経営でよく言われる「単価=客質」を肌で感じました。

この経験から今年度(すでに去年サービス廃止したけど)からは元のサービスに戻します。
でも、きっとこの安いクライアントを得意としている制作会社もいるんですよね。
たぶん私も他のスタッフも
エリア外のクライアントの対応が素人だったんだと思います。

そこで表題の
「Webサイト制作で請けるべき仕事と請けるべきでない仕事」
の私の結論は
「自分の客質でない仕事は請けるべきではない」
です。

営業スタッフはこれまで単価で諦めていたクライアント層に対してアタックできるので、
嬉々としてサービスを売りましたが、
制作スタッフには本当に申し訳ないことをしてしまいました。

色々昨年度を思い浮かべながら書きましたが、
はっきり言えることは
適正単価外のクライアントは取れば取るだけ会社には害です。